35歳を過ぎても値崩れしないエンジニアになる

■技術だけでは食べていけない30代
「気づいたらプログラマしかやってなかった…」「上流工程を一切やらせてもらえなかった…」そういった方は多いと思います。
しかし、現実には30代にはマネジメントスキルを中心に、技術以外にも様々な社会的スキルが求められ、それらのバックグラウンドがあってこそエンジニアとして値崩れしないポジションに立つ事ができます。

■エンジニアではなくビジネスマンを志す。
エンジニアの給与は誰が払っているのでしょう?残念ながら自分の居る会社ではなく、顧客が払っています。そのため、よほどの大企業病に陥っていない限り、顧客の要望を満たす事がエンジニアの仕事となります。しかし、エンジニアはその手段として技術的解決が出来るというだけであり、本質はビジネスマンと何ら変わりはありません。

■プレイヤーよりオーナーを志す。
会議のファシリテーターや勉強会のオーナーであったり、小さな飲み会でも幹事役を引き受けることで、自然とコミュニケーション能力や折衝能力、マネジメントスキルがついてきます。
また、複数回を重ねる事でPDCAサイクル(Plan-Do-Check-Actionの一連の改善サイクル)を意識せざるおえなくなり、よりマネジメントスキルがアップします。

■2年以上そのポジションで停滞したら、次の道を探そう。
石の上にも三年という言葉がありますが、最初1年は新たな環境を吸収する事で精一杯です。次の2年で「新しい仕事をもらえない」「現場が成長しない」といった形で停滞を意識した場合、次の現場を探しましょう。ただし、受動的に仕事を貰えない、は論外です。能動的に仕事を作って任せられていくエンジニアを現場は欲しています。

■ドキュメントを書けるエンジニアは重宝される
システムを構築する、実際に運用するといった人たちは、皆ドキュメントに従って作業を行います。よって、設計および作業計画を立てる際には、ドキュメント作成が必ず必要となります。具体的には、作業手順書・パラメータシートといったところから、上流工程ではガントチャートであったりタイムスケジュール表といったリソースを管理するドキュメントまで、幅広い世界です。また、先に出たPDCAサイクルも、ドキュメント改版の際には重要なスキルとなります。

■おわりに
物事は、「守破離」を意識することで、自分の今居るポジションがわかるようになります。
「守」で今の型を身につけ、「破」で自分の型を作り、「離」でそれらの型に囚われない自由な発想が出来る、という日本における茶道、武道、芸術等における師弟関係のあり方を示しています。しかしこれはITスキルにおいても同様に適用できるものであり、これが意識できると格段にスキルアップが早くなります。