30代未経験ITエンジニアを勧めない理由

■ITエンジニアの30代は、マネージャの素質を見られる
ITエンジニアの30代は、プレイヤー(実際に作業をする人)ではなく、マネージャ(人を束ねて導く人)の素質を見られます。学校を卒業してすぐに業界に入り、10年前後のキャリアを持つ人も少なくありません。
また、併せて業務に合ったそれなりのベンダー資格といったものを要求される場合もあります。

■30代未経験OKのITエンジニア募集は要注意!
しかし、現実には30代でも未経験OKのITエンジニア募集、という応募は存在します。
これは、多重請負等において数合わせの為、という場合が濃厚です。
また、「研修あり」と書いてあったとしても、あくまで自社内での研修(独学)であり、出向の為の辻褄が合わせという場合も少なくありません。
こういった点から、決して有利な条件で始まる訳ではなく、むしろ不利な状態からのスタートとなります。
もし事前に他業界である程度頑張った経緯がある等であれば、むしろその時の経験を活かす事ができますが、無職(ニート)であった場合は非常に不利と考えて良いでしょう。

■職場が合わなかった時につぶしが利かない
ある程度手に職があれば次の会社を探すことも出来るのですが、未経験の場合ノンスキルである事に加え、「短期で退職した」という履歴書上のバツがついてしまいます。せめて何かしらを得られる3年を目処に続けたいものです。
また、同じ30代でも最初は運用オペレータといった20代新卒と同じ仕事から始まる場合も少なくありません。そこからどのように同年代のエンジニアに食い込むか、という事も併せて考える必要があります。

■それでもITエンジニアを目指したい場合
企業は「なぜ今その職種を選ぶか」「それまで何をしていたか」「長く続けてくれるか」を重要視します。
ですので、予め年齢相応のベンダー資格などを取得しておくと良いでしょう。
例えば「基本情報技術者試験」「CCENT」「TOEIC」といった試験は取りやすいと思います。
また、謙虚さ、フットワークの軽さといった自身にしか無いポイントをアピール出来ると良いでしょう。

■おわりに
30代でIT業界未経験から業界に入るのは、総じて厳しいという結論になりましたが、「それでもITで食べたい!」「コンピュータの仕事をしたい!」という強い意志があるのならば、アピールする価値はあると思います。